本社の巨大化の必要性は感じない。

埼玉という場所は、人口増加の面においても期待の持てる将来性のある土地だ。この地で、ぜひ「街角に一軒」の夢を実現していきたい。多くの人々にやすらぎを提供できる「黄色い提灯」を増やしていきたい。その思いが原動力となり、佐藤を動かし続ける。

そんな店づくりを展開していく中心となるのは本社である。「かんなん丸」は、「小さな本社」にこだわっている。情報技術が発達した昨今、特に現場主義を掲げる佐藤にとって、本社機能の肥大化の必要性は感じない。店と本社を直結し、少人精鋭で対応できるよう、DX化への対応と人材教育の徹底を図ることで、実現可能と考えている。つねに現場第一と考え、臨機応変に行動するためにも、「小さな本社」であり続けることに、佐藤はこだわっている。