艱難辛苦、我に与え給え。七難八苦、我に与え給え。

社名「かんなん丸」の由来となった言葉である。これは、創業者佐藤の人生観から名付けられた。

佐藤は、進学のため故郷の新潟から18歳で上京した。その後故郷に戻り就職、サラリーマン生活を体験する。人と会話したり、大勢の人と一緒に仕事をしていくのが苦手だった彼は、その性格を克服すべく営業職を希望した。その経験から得たものは大きかったが、性格を変えるまでにはいたらなかった。そこで彼は、自分を見つめ直したうえで、本当に自分に適した仕事とは何かを考える。その結果、一人でもできる仕事として店を出すことを思いつき、28歳で再び上京。当時人気のあった、サントリーカクテルスクールのバーテンダーコースに学する。